寿地区福祉講演会が開催されました
9月26日(金)に福祉講演会が寿地区社協の主催で行われました。
NPO法人峠茶屋の江森けさ子さんと今村俶子(ひでこ)さんが、認知症の方への向き合い方を人形劇を交えて講演されました。
講演の前半は、看護師でケアマネージャーの江森さんが、認知症の人たちの尊厳と生活を守る必要性を強く感じたことから、今のNPOを立ち上げた経緯をお話しされました。
江森さんのグループホームでは拘束はしません。昼間は鍵もかけません。外に出るときは、スタッフが後ろからそっとついていきます。地域の方の見守りもあります。医師との連携の下、行動を抑えるような薬に頼らないようにしています。寝具も特別のものは使用していませんが褥瘡(じょくそう)にはなりません。「目の悪い人に眼鏡、足の悪い人には杖が必要なように、認知症の人にはやさしい心を」とのことで、寄り添いの介護を実践されています。
後半は、寿小学校4年生の30名が加わり、大人と一緒に講演を聴きました。年をとると誰でも身体や脳に変化が起きること、いろいろ忘れることはあるけど豊かな感情はもっていること、誰でも生まれたときからずっと誰かのお世話になっていることを分かりやすくお話しいただきました。
最後に会場の大人から子どもたちへ、「みなさんは寿の宝です。一生懸命生きて、お父さんお母さんを大切にして立派な大人になってください」 子どもから「僕もここにいる人みたいに年をとっても元気でいたいです」
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