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いざというときに備えて~夏休みこども安全体験教室~

8月5日(火)に田川公民館で夏休みこども安全体験教室が行われました。

田川地区は奈良井川と田川に囲まれ、もし川が氾濫したときに、ほとんどの場所が浸水

してしまう地区です。

田川地区育成会の子ども達と田川児童センターの子ども達総勢約50名が集まり、浸水、

突然の地震などの災害に備えるために、災害の怖さ、非常食の作り方を学び、煙道避難

訓練を行いました。

 

まず、松本市社協の中村係長より東日本大震災時の大槌町、釜石市の写真を見ながら

実際に被災地に行ったときの話、災害への備えの話を聞きました。失いたくないものが自

分の意思とは関係なく一気に失われてしまう災害。その悲惨さとそれに対する心構え、心

がけの話に興味深く聞き入ってました。そして、各グループごとに分かれ非常時に持ち出

すものを40個の中から9個選ぶゲームをしました。あったら便利なものを選び始めるとつ

いついあれもこれもといろんなものを選んでしまいます。非常食、水、缶詰、ケイタイラジ

オ、懐中電灯、電池は多くの班から出ましたが、なかには通帳、現金、ゲーム、タオル、ラ

ップ、常備薬などの意見も。タオル、ラップは血を止めたり、身体に巻いて温めたりいろん

な使い方ができ新たな発見もたくさんありました。

次は、日赤奉仕団によるラップを使ったおにぎり作り。ラップの上にご飯を乗せてラップの

四隅を持って振るだけで手を汚さずにおにぎりができ、とても簡単でびっくり。たくさんのお

にぎりを作りました。

そして、消防署による煙道避難体験。白い煙に包まれた部屋の中を歩く体験をして、多く

の子ども達から、何も見えなーい、こわかったー、っていう声が聞こえました。

最後に、みんなで作ったおにぎりときゅうり、スイカを食べました。

 

常々訓練をすることで、いざというときに冷静になり、とっさの判断ができるようになり、助

けられる立場から助ける立場になることができます。今日のような経験をこれからも多く積

み重ねて共有することができればいいなと思います。

投稿日:2014年8月5日 カテゴリ:地区活動