ブログ名

高校生の素敵な支え合いの心

 11月下旬のある日、社協(総合社会福祉センター)を出て公用車の駐車場へ向かおうとしたところ、少し前の方で白杖を持った視覚障がい者の方が、誤って歩道から車道にそれて歩いていました。

 車も通っていたので「危ない」と思い、走って介助しに行かなければと思った瞬間、自転車に乗っていた制服姿の3名の女子高校生の1人が、他の1人に自転車を預け、その方にさりげなく声をかけ、腕を差し出してイオンまでの案内をしました。

 とても心あたたまる光景を目にして感動し、その高校生たちにお話を伺ったところ、松本国際高校の「環境福祉科」の生徒さんで、視覚障がい者の方の介助の仕方なども学んでいたとのことで、とっさに行動したということでした。

 実際に介助した生徒さんと、すぐに状況を理解して自転車を預かった生徒さんとの連係プレーも素晴らしかったです。

 松本市社会福祉協議会でも、「見守り安心ネットワーク事業」を推進していますし、小中学校や児童センターで福祉学習や福祉体験のお手伝いをさせていただいていますが、今回のような行動が当たり前になっていけば、「見守り」や「支え合い」の輪が自然と広がっていくんだということを、高校生たちから改めて教えていただいた気がしました。

投稿日:2020年11月26日 カテゴリ:地域福祉課