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「平成24年度 地域の支え合い研修会」を開催して

「地域の支え合い研修会」を12月13日(木)に、キッセイ文化ホール中ホールで開催しましたので、その内容をお知らせします。

テーマ “見守り安心ネットワーク活動の推進~”

近年は人口減少・少子高齢社会の進行や景気の低迷など社会環境の変化に伴い、これまで日本社会を支えてきた「地縁」「血縁」また、会社の人間関係を通したつながりである「社縁」などが希薄になり、人と人との絆が失われつつあると言われておりましたが、昨年の東日本大震災、栄村及び本市における地震などを通して、忘れかけていた「縁」や「絆」の大切さ、ありがたさが思いおこされており、日頃から身近な人たちとの絆を大事にして、いざという時には他人の痛みを感じて、いたわり合い助け合える地域づくりを進めていくことが重要となっています。

そこで、日頃から地域の皆さんが主体的に見守り・声かけ・安否確認等を行なう「見守り安心ネットワーク活動」を全市に広め、平常時、災害時を問わず、共に支え合える福祉のまちづくりを進めることを目的として開催しました。

当日は、地区社協役員、民生児童委員及び地区ボランティア部会員など約600名の皆さんが参加されました。

NPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク理事・事務局長李(り)仁(じん)鉄(てつ)さんから「地域が支える、地域を支える~災害時のたすけあい~」と題して、震災から学ぶ地域づくりの状況が紹介され、日頃から顔の見えるかかわり合いが必要であるとの話をされました。

[事例報告の内容]

1.芳川地区町会連合会長平田町会長:小林豊さん

・松本の地震の体験を通して、今後の町会の防災組織のあり方、また災害に強い組織づくりの重要性の話をされました。

2.岡谷市前花岡区長:小口瀇明さん

・平成18年に発生した岡谷市花岡区の豪雨災害における区長としての支援活動を通し  て、防災や減災に対応するには、日頃からの地域づくり、絆づくりが大切であるとの話をさ れました。

3.NPO法人松本市聴覚障害者社会参加支援協会理事:桑山孝さん

・松本の地震の体験から聞こえない方の不安な状況や、ご自身の災害に対する心がまえ、聞こえない方とのコミュニケーションの必要性について話をされました。

4.松本市社会福祉協議会四賀地区センター課長:山岸勝子さん

・四賀地域で行っている、「つながり隊」「かかわり隊」の活動を通して地域の助け合い、相互扶助の大切さについて話をされました。

本会では今回の研修会を契機に、見守り・声かけ活動等を通して、地域のつながり・絆が深まるよう、常日頃の「見守り安心ネットワーク活動」を推進していきます。

投稿日:2012年12月19日 カテゴリ:地域福祉課