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「平成23年度 地域の支え合い研修会」を開催して

 「地域の支え合い研修会」を12月20日()に、松本市総合社会福祉センターで開催しましたので、その内容をお知らせします。

  テーマ“地域の支え合いを進めるために~6.30松本の震災を振り返って~”

 

本年は、東日本大震災、栄村及び本市における地震、さらに大型台風による水害等数多くの災害が発生しました。

松本市社会福祉協議会では、栄村及び岩手県大槌町・山田町に職員を派遣し、またボランティアの皆さんにご協力いただいて、被災地の復興に向けてお手伝いをさせていただきました。

 また、6月30日の本市の地震におきましては、災害ボランティアセンターを立ち上げ、大勢のボランティアの皆さんのご協力のもと、被災者の支援などの対応をしました。

 

 これらの災害を契機として、「絆」という言葉がキーワードになっており、共助と連帯の大切さを見直し、日頃から身近な人たちとの絆を大事にして、いざという時には、他人の痛みを感じて、いたわり合い助け合える地域づくりを進めていくことが重要である、との認識が高まってきています。

 本会では、日頃から地域の皆さんが主体的に見守り・声かけ・安否確認を行い、緊急時には地域で連携して助け合う「見守り安心ネットワーク活動」を進めていますが、今回の震災を受けて、この活動を全市的に広め、一層推進していくことを目的として開催したものです。

 

 当日は、地区社協役員、民生児童委員及び地区ボランティア部会員など約250名の皆さんが参加されました。

端松寺副住職 茅野俊幸さんから「災害現場から学ぶ地域の絆づくり~見守り活動を進めるために~」と題して、東日本大震災の被災地支援等の状況が紹介され、日頃から顔の見える住民同士のかかわり合い、人間関係づくりが必要と話されました。

 

[事例報告の内容]

1.庄内地区並柳団地町会:山下一保さん

 ・震災時における町会独自の避難所開設等の活動を通して、自ら考え、行動する自主防災組織の役割、今後の災害弱者への支援活動や町会のあり方等を話されました。

2.市民生委員児童委員協議会副会長・芳川地区民生委員児童委員協議会長:西村正治さん

 ・震災時における民生委員としての安否確認や支援活動を通

   して、お互いの顔が見える絆づくりの重要性を話されました。

3.中山地区和泉町会福祉部長:山本俊雄さん

 ・和泉町会の住民支え合い活動を通して、日常、安心して暮

   らしていくには住民同士の支え合い=共助が大切である旨を

   話されました。

 

 本会では今回の研修会を契機に、見守り・声かけ活動等を通して、地域のつながり・絆が深まるよう、常日頃の「見守り安心ネットワーク活動」を推進していきます。

投稿日:2011年12月26日 カテゴリ:地区社協事業