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社協鎌田支会では福祉講座で地域づくりが深まる

 社協鎌田支会では、2月2日(月)に西部公民館において、「地域における支え合いの地域づくり」をテーマにして、福祉講座を開催しました。
 上田市にある一般社団法人地域ケア総合研究所の竹重俊文所長から、これからの地域は、国、県、市の行政に頼るのではなく、地域の特性を生かし、自分達で自覚と覚悟をもち、自己責任で地域の居場所をつくることが必要です。病院への長期入院や老人ホームの長期入所ができなくなり、国は増税や介護保険料・利用料を増額するなど、介護保険制度が変わりますので、軽度の方々は出来ることは自分でやり、地域が支える体制が必要となってきます。
 これからは、ディサービスセンターも一律で入所できなくなり、重度の方の居場所となります。そこで、地域の中で365日24時間暮らすための支援を行う必要があるとの話しがありました。
 社会の仕組みが大きく変わる中で、住み慣れた地域で住み続けるために、元気なうちに身近な地域で支え合う仕組みを構築することが、住民自治であり必要とのことです。
 また、隣近所で困っている人に何が出来るのか、何をして欲しいのかを考え手を差し伸べて、それを一人で行うのではなく、地域全体で支援する仕組みをつくることが必要であるとのことでした。
 居場所となる支え合いサロンは、自分達の老後を安心して生活するために、身近な場所で何時でも使えて、お茶を飲み食事が出来るところとなるよう、皆で知恵を絞ることが必要と話されました。
 町会長、民生児童委員、健康づくり推進員、日赤奉仕団員、ボランテイア部会員等80名の方々が参加され「人間は誰でも、誰かに必要とされ、誰かの役に立っていることに生きがいややりがいを感じます。居場所があるだけではだめで、そこに何らかの『出番』があることが重要ではないでしょうか」と感想をのべていました。高齢者がサービスの受け手であっても、できることは担い手として高齢者、障がい者、子育て中の方々を支えることが、住みよい街へつながります。社協としても地域での支え合いを応援いたします。
 

投稿日:2015年2月5日 カテゴリ:地区社協事業