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白板地区社協の視察研修が行われました

 11月3日文化の日、白板地区社協で塩尻市へ視察研修に行きました。
 最初は介護老人保健施設「まほろばの郷」へうかがいました。桔梗ヶ原病院、ケアハウス、有料老人ホームなどと併設されており一大福祉エリアをつくっています。統括部長様から施設の概要と職員の心構え、高齢者の尊厳について丁寧にご説明をいただきました。介護老人保健施設は在宅復帰を目的とした仮の住まいですが、生活の場として家庭的な雰囲気を大切にされているそうです。また看取りもしており、在宅ではケアが難しいが、病院の延命措置は望まない方などに利用されているそうです。
 次にデイサービス「無暦日庵(むれきじつあん)」にうかがいました。まず門を通ると美しい庭とともに本棟造の立派な日本家屋が目に入ります。中に入ると、太い柱と梁、高い天井、彫刻の施された欄間、ガラス格子の向こうに紅葉が映える文化財並みの建物は一見の価値がありました。百年前の大庄屋さんの建物を改築したそうで、伝統は残しつつ、バリアフリー化や空調の導入をしたそうです。運営面では、特に食事には力を入れており、地元でとれた旬の食材を活かしながら、いかに皆さんに喜んでもらえるか苦心しているそうです。思わず参加者から「私もここに来たい!」と声があがりました。施設長様は、おだやかな口調ながらも熱く法人の理念を語ってくださり、ゆかしいお人柄とおもてなしの心を感じさせてくださいました。
 お忙しい中にも関わらず、どちらの施設も本当に丁重な歓待をしていただき、深く感謝申し上げます。
 昼食後は、岡谷市蚕糸博物館を見学。実際に繭玉から糸をつむぐ様子を見学することができました。昔の工女へ思いを馳せながら、からくりのような不思議な機械の動きに見入ってしまいました。

 晩秋の雨上がりの澄んだ空気の中、知っているようで知らないお隣りの施設を見学できた充実した一日でした。

投稿日:2014年11月10日 カテゴリ:地区活動,地区社協事業,地域福祉課