田川地区視察研修会~満蒙開拓平和記念館~
6月16日(月)に田川地区地域づくりセンター、社協田川支会、田川地区福祉ひろば
事業推進協議会合同の視察研修が行われました。
研修先は満蒙開拓平和記念館と伊那谷道中かぶちゃん村、
梅雨の合間の一休みのようなとてもよいお天気でかっこうの研修日和となりました。
満蒙開拓平和記念館は、長野県の南側、阿智村にあります。
戦前、アジアを植民地とする軍事目的、農村の不況対策から、日本は中国東北地方
に満州国を作りました。
「満州国に移り住めば、20町歩(約2.2k㎡)の地主になれる」との甘い言葉から、農村
の多くの人々が満州国へ移り住み、全国でもっとも多くの移住者を送出したのが長野
県の南部地方でした。
ただ、満州に渡ったものの、地元民の抗戦、ソ連による侵攻、日本の敗戦により、多く
の人々が満州からの逃避を強いられ、一方祖国を捨てて満州に移ったことから帰る
地を失い、集団自決を行ったり、難民収容所で飢えと寒さでたくさんの方が亡くなりま
した。そのような事実を未来へ伝えようとこの記念館は建てられました。
当時の映像を交えたDVDを鑑賞し、満蒙開拓団のはじまりから現在までの流れのお
話を聞き、現在、戦争がなく平和であることが当たり前になっていますが、その平和は
過去の事実に対する反省、同じ過ちをおかさない想いからなっていることをまざまざと
感じました。その想いを次の世代、次の世代へとつなげていけたら、と思います。
また現在、映画作成中とのことです。 ↓
http://www.gendaipro.com/bokyonokane/
次に、伊那谷道中かぶちゃん村にて、キャンドル作り体験をしました。
初めてのキャンドル作りに、みなさんどんな模様や色の組み合わせにしようか試行
錯誤に四苦八苦。完成品はどれもカラフルでバラエティに富んでいて、それぞれ出
来上がりに満足したような様子でした。
人権、平和について、もう一度振り返る機会になったと思います。
投稿日:2014年6月16日 カテゴリ:地区活動