「ぼけちゃったらどうしよう」寿地区福祉講座が開催されました。
9月7日(金)寿公民館で社協寿支会主催の福祉講演会が開催されました。
「ぼけちゃったらどうしよう~認知症の理解と対応」と題して、諏訪中央病院の高木宏明先生が、認知症の特徴や周囲の人々との関係について、軽妙なトークにギターの弾き語りを交えて講演されました。
「認知症の方は、認知力が落ちても豊かな感情が残るため、周囲の働きかけで心をプラスの感情で満たすことが大切です。認知症の症状は、単に脳の異常によるものだけではなく、妻や友人の死、退職、引越しなど、環境の変化が大きく影響します。問題行動の裏には理由があり、孤独感などマイナスの感情がたまると悪化します。認知症の背景にあるものを理解することで少しでも介護する方の負担が軽減できれば良い」とのお話しでした。
長渕剛を弾き語る医師という異例のスタイルに驚かされながらも、そのすばらしい演奏と、患者家族に対する熱い思いに引き込まれた講演でした。
投稿日:2012年9月20日 カテゴリ:地区社協事業