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長野県北部地震(栄村地震)からも4年が経ちました

 4年前の3月12日、長野県北部から新潟県中越地方に渡って、マグニチュード6.7の本震と、マグニチュード5以上の余震2回が発生しました。

 

 1日前の東日本大震災の陰に隠れがちですが、3名の死者、2733棟の建造物被害がありました。

 

 残念なのは、栄村における死者3名が地震による直接的な死亡ではなく、いわゆる避難生活中の災害関連死であったということです。

 せっかく地震を生き延びたのに関わらず、その後の不自由な生活による被害であることは、いくらでも改善できたことではないかと残念でなりません。

 地震防災というと、地震による倒壊、火事、津波などの直接的な被害に対する対処を考えがちで、避難先での災害関連死に関してはまだまだ防災という意識がないように思われます。

 地震から4年経ち、地震の記憶は残そうという人が多くいますが、災害関連死についての記憶はごく一部の人々にしか継承されず、次の災害への教訓としてはなかなか活かされません。

 

 4年が経っても避難生活を送られている方もいらっしゃいます。この機に災害関連死を防ぐという観点から避難生活というものを見直してはいかがでしょうか。

投稿日:2015年3月12日 カテゴリ:その他