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中越地震より10年

 10年前の今日、新潟の川口市、小千谷市や山古志村を中心とした中越を震度6~7、マグニチュード6.8の地震が襲いました。

 死者68人中52人(76%)が震災関連死という、震災後に体調を崩して亡くなる方の多さが目に付く災害でした。

 

 とりわけ、避難所がパンク状態になり、自家用車内に避難していた高齢者がいわゆるエコノミー症候群で亡くなられました。

 このような死因は、東日本大震災でもクローズアップされ、災害関連死として大勢の方が亡くなられました。

 

 社協としても、災害後の避難者の健康管理には特段の注意をはらって活動していきたいと思います。

 

 この10年で被災地はどのように変わったのでしょうか、被災者の生活はどの程度回復したのでしょうか。東日本大震災という未曽有の災害をその後に迎えた中越地震は私たちに何を残したでしょうか。一つ一つの災害から私たちは次の災害に活かせる教訓を学ばねばなりません。

 

 もうすぐ新潟は雪の季節を迎えます。震災後の冬は豪雪で、旅館が雪の重みで倒壊して死者がでたことが思い出されます。

 この10年という歳月が被災者の傷を癒し、故郷が復興を果たしていることを願います。

投稿日:2014年10月23日 カテゴリ:未分類