自然の光学ショー(松本市総合社会福祉センター5F)
雷鳴と共に視界を遮るような雨が降った後、急に太陽の光にさらされた大気は虹を作り出しました。10月19日のことです。
虹はお盆の時と同じように、松本市総合社会福祉センター東側に現れ、アーチをくっきりと作りました。残念なことに、アーチは途中で雲に隠れしまい、見られたのは両サイドの足元だけでした。それでもこのようにはっきりした虹は久しぶりで、お盆の時よりも鮮やかな色が見て取れました。
写真1をよく見て頂くとお分かりになりますが、実は虹は二重に出来ていました。
その後は西日が松本市街を強烈に照らし始めました。誰が最初に見つけたのでしょうか、先ほどの虹がかすんでしまうぐらい、異様な赤色を帯びた虹がまるでレーザーのように東の稜線から立ち上がっていました。
その虹はきれいというよりも、不気味さを感じさせるものでした。
自然現象というものは、時として人間に畏怖の感情を与えるものです。今回の3つ目の虹は、突如として現れ、人の心に何かを残し、そして突如として消え失せていきました。
市街に住むと自然現象への畏怖心が薄れるものですが、時にこうしたものが現れるものなのかと感じました。
投稿日:2018年10月19日 カテゴリ:その他