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桜の森の満開の下で

 4月17日(月)、先週末に気温が急に上がったため、金曜にはまだつぼみが多かった松本市社協の桜の木にも満開の花が咲きました。

 

 桜が咲くと、冬がやっと終わったという実感が湧いてきます。信濃の冬は長く暗く、雪が多い、闇の深いものですが、桜が咲くととたんに世界が開けたかのような清々しい光景となります。

 松本市社協にも桜の木が植えられており、また近所の南部公園にある桜の木と共に、この時期は通勤通学の途中のみならず、ベビーカーを押したお母さんたちも桜の並木道を楽しんでいます。

 

 松本市社協の総務課がある松本市総合社会福祉センターの5階からは弘法山の桜の森がよく見えます。古人はそのあまりの美しさに、桜の森に妖しきものを感じ、女性の美しさと重ね合わせて幻想的な小説を書きました。

 現代では、桜の森もずいぶんと人でにぎわい、夜はライトアップされるなど、妖しさが薄れて何かさびしいものを感じます。

 

 桜の季節は短く、すぐに深緑の季節に移ろいでしまいます。雨の日だろうと晴れの日だろうと、妖しい美しさを湛える桜を探して散策してみるのもまた楽しいものです。

投稿日:2017年4月17日 カテゴリ:その他