くらし

対人援助研修会

 このたび、市民後見人材バンク登録者、法人後見支援員、かけはし職員を対象とした対人援助研修会を開催しました。今回は、相澤居宅介護支援事業所の増田敬子氏をお招きし「最期まで"自分らしく"生ききるために」と題して、認知症の理解と接し方についてご講演いただきました。
 今回、事前に参加者から質問を募集し、寄せられた質問は講義内で回答いただきました。講師からは、「質問は真摯に被後見人と向き合っているからこそ生まれるものだと思う。ご本人が現実とは違う話をしていたとしても、あえて否定せず、なぜその話をしているのかを考える。」「面会終了後に支援者に確認し、情報を共有することが大切。」「ご本人がどのような暮らしをしていたかを知っていれば、話題の提供ができるのではないか。」とご助言いただきました。また、被後見人の中には、寝たきりで意思疎通が図れない方もいます。その場合は、「ご本人は何が心地よいのかを考える。」「話ができなくても、ご本人を大切に思っていることを伝えることはできる。そのためには、ご本人らしさの情報が大切。」「生活の場所によって支援者は変わりますが、ご本人の生活は続いているため、情報のバトンを渡す、受け取る際にはご本人らしさのバトンも一緒につないでいくことが大切だ」とお話いただきました。
 「ご本人らしさ」は後見業務を行う上で重要な手がかりとなります。しかし、第三者後見人は、ご本人の判断能力が不十分な状態になってから関わることがほとんどのため、情報のバトンが途切れてしまっていることがあります。後見人として、ご本人の情報をどう集めるか、受け取った情報をどのように業務に活かしていくかは後見人の腕の見せ所です。そして、ご本人らしさの情報をたくさん集めることは意思決定支援にもつながります。
 参加された方からは、講師の体験談が聞けて良かった。ユマニチュードを活用していきたい。との声が聞かれ、大変有意義な時間となりました。
 今回の研修で学んだことを活かし、よりよい後見業務を行っていきたいと思います。

カテゴリ: 成年後見制度