くらし
成年後見人等のつどい
12月6日(土) 、松本市松南地区公民館(なんなんひろば)にて「成年後見人等のつどい」を開催しました。講師には、成年後見制度の普及に取り組まれている司法書士団体、公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポートながのに所属されている小松 和茂 司法書士をお迎えし、「終活・おひとり様支援と任意後見制度」と題してご講演をいただきました。
講演では、おひとり様の定義、法定後見制度、任意後見制度の比較、判断能力と成年後見制度等の関係、任意後見制度の詳細な内容を、ユーモアを交えながら分かりやすくお話いただきました。
今回の講演内容では任意後見制度のメリットはもちろん、デメリットについても詳しく話していただきました。任意後見制度は自身の判断能力が衰える事態に備え、予め信頼できる人に財産管理、身上保護について委任し、代理権を与えておく制度です。したがって自身の望み通りの後見事務を行ってもらうことができ、見守り契約、任意代理契約(財産管理契約)、遺言・死後事務委任契約までセットにしていれば、生前から死後に至るまで自身の希望が叶います。しかし、取消権はなく、全て公正証書の作成を行う必要があり、作成にはかなりの時間を要し、高額な費用がかかること。また、判断能力低下時に監督人選任申立が必要であるが、制度が必要なタイミングで申立がされないことがある等、制度に穴があることが良く分かりました。小松先生は制度利用も大切だが、社会と繋がっていることがとても大切であると話されていました。
講演後の質疑応答では、「障がいのある子供がいるが、今後制度利用にあたり今から収支表はつけておいた方が良いのか」「任意後見制度をいつやるかは誰が判断するのか」「任意後見制度は必ず監督人が選任されるのか」等、制度利用に向けて具体的に考えている質問が多くありました。参加者の皆さんは先生の話に手を動かし、頷きながら大変熱心に聞かれており、自身や親族の今後についていかに関心を持たれているのかを窺い知ることができました。
開催終了後のアンケートでは、このような企画を定期的に開催してもらいたい等の好評なご意見を多くいただき、今後もこのような企画の開催にはニーズがあると感じました。ご参加いただきました大勢の皆様、ありがとうございました。
カテゴリ: 成年後見制度
