くらし

市民後見人情報交換会

 このほど、市民後見人材バンク登録者フォローアップ研修の一環として、市民後見人情報交換会を開催しました。本年度、被後見人等の死亡により活動が終了した市民後見人から活動報告として、被後見人が亡くなる前から亡くなった後、相続人に財産を引継ぐまでの業務内容について報告してもらいました。
成年後見人は、被後見人が死亡後は一切の権限がなくなり、相続人に相続財産を渡して終了となりますが、被後見人の生前中に相続人調査のための戸籍取得はできないため、案件によっては大変な状況になる場合があります。また、相続人が必ずしも相続財産を受け取るとも言えないため、そのような場合への対処も検討しなければなりません。
 成年後見人を受任している専門職にとっては問題ないようなことであっても、市民後見人は専門職ではないため様々な点で困難が生じます。それを一つひとつ手続きをして乗り越えて、相続人に財産を渡して終了し、ある種の達成感と、被後見人死亡による喪失感が同居するような感覚を、活動報告を通して説明してもらいました。途中、感極まって言葉に詰まる場面もありましたが、同じように後見業務で苦労している仲間の温かい対応に助けられ、充実した情報交換会ができたように思います。
 市民後見人の皆さんの今後の糧となるような研修会を、これからも開催していきたいと思います。

カテゴリ: 成年後見制度