くらし
エリアケアマネ勉強会
このほど、松本市南部地域包括支援センターと南西部地域包括支援センター合同の、エリアケアマネ勉強会に参加してきました。エリアに事業所を構える多くのケアマネージャーにご参加いただき、成年後見制度についてお話しました。
成年後見制度と言っても、一般市民の方、当事者を抱える親族の方、病院関係者、施設関係者、福祉支援者などは、それぞれ欲しい情報や、理解したい範囲等が少しずつ違います。制度説明に際しては、勉強会に参加する対象者の属性や、企画者の意図によって、内容は大きく変わってきます。
今回は、Q&A方式で、答えは〇×になるような説明にしてみました。もちろん、説明が〇×で終わることはなく、それぞれについて、どうしてそのようになるか等の説明には時間を要しました。とかく、福祉サービスで当事者や親族を支援している福祉支援者は、後見制度を福祉サービスのひとつと考えてしまうことが多々あります。しかし、成年後見制度は、当事者のためだけの制度であり、親族にメリットをもたらすかどうかはまた別の話になります。また使い方を間違えると、当事者の権利侵害になるだけでなく、実際の課題の解決にはいたらないこともあり「こんなはずじゃなかった」と思うようなことが起こります。
そのため、今回の勉強会では、ケアマネージャーの仕事の範囲との兼ね合いや、立ち位置の確認、そして、よくある場面の説明などを行いました。
今後も、このような勉強会を重ねていただき、当事者がメリットを感じるような制度利用につなげていきたいと思います。
カテゴリ: 成年後見制度
