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筑北村・朝日村出張講演会

 このたび行政書士・社会福祉士である宮澤優一氏を講師に迎え、1月27日(土)に筑北村、2月8日(木)に朝日村にて出張講演会を開催しました。
 講演内容はそれぞれ異なり、筑北村では「認知症への備え」という観点から任意後見制度等について。朝日村では成年後見制度の概要をお話いただいたのち、「民生委員としてなにができるか」というテーマで事例検討を実施しました。それぞれ初めて制度について知るという方も多く、制度のメリットやデメリット、どのような時に制度の利用が必要となるか等、自分事として捉えながら真剣に学ばれていました。
 成年後見制度の利用者数は年々増加傾向であり、今後更なる需要が見込まれると言われています。難しいイメージを持たれることの多い成年後見制度ですが、今後も出張講演会の機会を活用し、より多くの皆さんに制度について知っていただけたらと思います。

投稿日:2024年3月27日 カテゴリ:かけはし

生坂村出張講演会

 2月16日(金)、生坂村にて出張講演会を開催しました。講師には塩野悠子弁護士をお迎えし、「やさしくわかる成年後見制度~意思決定に支援が必要な人の権利を守るために~」と題してご講演いただきました。講演では、制度についてQ&A方式で丁寧にお話いただき、参加者の皆さんは熱心にお話を聞かれていました。質疑応答でも時間いっぱいの質問があがり、終始アットホームな雰囲気での出張講演会となりました。
 また、講演会後には制度利用に関する相談が寄せられ、出張相談として塩野弁護士に応じていただきました。
 来年度も引き続き、各市村と協同しながら出張講演・相談会を開催していきたいと思います。

投稿日:2024年3月27日 カテゴリ:かけはし

麻績村出張講演会

 成年後見支援センターかけはしでは出張講演・相談会として、法律の専門職が市村に出向き、成年後見制度についての周知啓発を目的として、かけはし圏域で講演や相談会を行っています。
 
 1月25日(木)、麻績村にて出張講演会を開催しました。講師には召田正悟司法書士をお迎えし、「成年後見制度と相続登記申請義務化について」と題して、ご講演いただきました。令和6年4月より相続登記の申請が義務化されますが、手続きを行ううえで、場合によっては後見人等が必要なるケースもあります。今後、どのような場合に制度の利用が必要となるかをはじめ、制度の概要や後見人等の役割について事例を交えながら分かりやすくお話いただきました。質疑応答の時間では参加者の皆さんから多くの質問が挙がり、納得いくまで問いかける熱心な姿が印象的でした。
 今後も引き続き、成年後見制度についての周知啓発を目的とし、各市村にて出張講演・相談会を計画、開催してまいります。

投稿日:2024年3月27日 カテゴリ:かけはし

対人援助研修

 このほど、市民後見人材バンク登録者、法人後見支援員及びかけはし職員合同の対人援助研修を行いました。後見業務は被後見人等の判断能力が回復するか、または亡くなるまで続きます。後見人等には身元引受や医療同意に関しては権限がなく対応もできないのですが、被後見人等に係る支援者の一人として、看取りの際にどのような視点を持って対応するか大事なことになります。そのため、今回は、愛光苑とよしな施設長の岡村律子氏をお招きして「いのちの終わりについて、まずは自分事として考える」と題し、アドバンスケアプランニング(ACP愛称「人生会議」)、事前指示書を切り口に、それぞれの「いのちの終わり」について考えました。
 参加者の中には、家族を看取った人、福祉支援者として利用者を看取った人、後見人等して死去に立ち会った人などがいますが、大なり小なりの後悔を抱えていることは少なくありません。それは、亡くなった人の意向が分からず、ただ、流されるままに対応せざるを得なかった現状があります。だからこそ、自分自身の言葉で説明できる元気なうちに、いのちの終わりについて考える必要があります。
 今回は講演だけでなく、「もしバナゲーム」と言うカードゲームを通じて、自分自身が「治療困難な病気で」「生命の危機が迫っていて」「あと半年から1年の命と言われた」という設定の下、自分は何を大切にしたいのだろうかと言うことを考える機会が持てました。5人グループでのゲームのため、そのときのメンバー、配られたカードの内容、ゲームの順番など、偶然の巡りあわせの中での取捨選択でありながら、とても真剣に考え悩んだ時間でした。
 参加者の皆さんにとって、今後の後見業務における後見人等としての視点に様々な形で活かされることを期待します。

投稿日:2024年3月27日 カテゴリ:かけはし

安曇野市南部・北部・中央包括勉強会

 成年後見支援センターかけはしでは、住民のみなさんや、自治体の職員、福祉専門職に対して、成年後見制度の勉強会等を開催しております。
 今回は、安曇野市南部地域包括支援センター、北部地域包括支援センター、中央地域包括支援センター、高齢者介護課職員のみなさんを対象に各センター等で勉強会、意見交換会を行いました。
 身近な福祉の相談窓口として、日々、多種多様な相談に対応している職員のみなさんは業務が多岐に渡るため、成年後見制度についての基本的な知識はあるものの、それをさらに深める機会を得ることは時間の制約もあり難しい面もあります。
 今回は、制度の基本からアセスメント方法、事例などを通じての勉強会を行いました。その後、それぞれの職員から、後見業務のあり方、複雑化している困りごとや今後増大する権利擁護ニーズについて、後見人のすみやかな交代に関する課題、チーム支援の在り方、市民後見人の活動状況及び課題、専門職における後見人の受け皿の状況などについて活発な意見交換ができました。その結果、新たな気づきや発見があり、とても有意義な時間となりました。
 今後も、依頼のある団体等に協力し、ともに権利擁護に関する知識を深めていきたいと思います。

投稿日:2024年2月26日 カテゴリ:かけはし

市民後見人情報交換会

 成年後見支援センターかけはしでは、市民後見人の養成に取り組んでいます。これまでに累計17名の方が家庭裁判所から市民後見人に選任され、現在も7名の方が活躍中です。当センターとしては、市民後見人が活動する中で、不安を抱えていないか、適切に財産が管理されているか等について確認するための定期報告や業務相談などを行い、後見業務が適切に行われるよう支援しています。
 今回は、研修の一環として、市民後見人の孤立防止及び不正防止の観点から、情報交換会を令和5年12月7日(木)に開催しました。
 日頃の活動の中で、他の市民後見人はどのような活動をしているのか、不安に思うことはあるのか、自分が抱えている課題に対してのヒントなど、同じ立場で活動する市民後見人だからこそ分かり合える時間となったようです。
 今後も、よりよい後見活動の糧となるような内容の研修を行っていきたいと思っています。

投稿日:2024年1月25日 カテゴリ:かけはし

成年後見人等のつどい

 11月12日(日) 、松本市松南地区公民館(なんなんひろば)にて「成年後見人等のつどい」を開催しました。講師には長年、成年後見制度の促進にご尽力いただいている 小松 和茂 司法書士をお迎えし、「成年後見制度と相続登記」と題してご講演をいただきました。
 講演では、2024年4月からの相続登記義務化に伴い、法改正に至った経緯や、相続登記を行わないとどうなるか。また、場合によっては相続登記を行う過程で成年後見制度の利用が必要となるケースがあると教えていただき、成年後見制度の概要や判断能力の有無、制度利用のメリットやデメリットなどについて、図を用いながら分かりやすくお話いただきました。
 参加者のみなさんからは「成年後見制度について、誰がなんのために利用する制度か理解できた」「気になっていた制度であったため、話が聞けて勉強になった」等、制度について学ぶ良い機会になったとの声を多くいただきました。
 今年度の参加者数は約70名と過去最多となり、医療や福祉に携わる職員の方々をはじめ、地域で生活される方々がいかに成年後見制度に関心を持っているか、窺い知ることができました。今後も成年後見制度の周知・啓発の場として「成年後見人等のつどい」を開催してきます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

投稿日:2023年12月27日 カテゴリ:かけはし

安曇野市出張講演

 成年後見支援センターかけはしでは、成年後見制度の周知啓発を目的とした出張講演・相談会として、専門職がかけはし構成市村に出向き、制度に関する講演や相談会を行っています。

 このたび安曇野市にて出張講演会を開催しました。講師には特定行政書士・社会福祉士である宮澤優一さんを迎え、「認知症へのそなえ~支援者が知っておきたい成年後見制度の活用~」と題してご講演いただきました。
 講演会は主任介護支援専門員の法定外研修を兼ねて実施され、ケアマネージャーをはじめ、民生委員・児童委員、地域包括支援センター職員、行政職員等、60名程の大勢の方にご参加いただきました。また、認知症への備えとして、成年後見制度のお話に加え、家族信託や遺言書、エンディングノートについてもお話をいただき、実際に現場へ関わる支援者の方が多かったこともあり、皆さんとても熱心に話を聞かれていました。
 今後も引き続き、各市村にて出張講演・相談会を計画、開催してまいります。

投稿日:2023年11月22日 カテゴリ:かけはし

成 年 後 見 人 等 の つ ど い ~成年後見制度に関する講演会と相談会~

 親族の成年後見人、保佐人、補助人を受任している方、これから利用を検討している方、成年後見制度に関心のある方を対象に「成年後見人等のつどい」を開催します。
 認知症や精神障がい、知的障がいのある家族の方の財産管理や契約行為において成年後見制度の利用が必要になることがあります。
 「成年後見人等のつどい」では、実際に成年後見人を受任している司法書士の先生による講演と個別相談を行います。事前申込みのうえご参加をお願いいたします。
 
1 日 時 令和5年11月12日(日)午後1時30分~午後4時
2 会 場 松本市松南地区公民館(なんなんひろば)3階 大会議室
      (住所 松本市芳野4番1号)
3 内 容
      (1)講演「 成年後見制度と相続登記 」
         講師 小松 和茂 司法書士
      (2)個別相談 4組(先着順)1組15分程度
4 対 象 松本市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村に在住で
      (1)親族等の成年後見人、保佐人、補助人になっている方
      (2)成年後見制度の利用を検討している方
      (3)成年後見制度に関心のある方
5 定 員 80名(要事前申込み)
6 参加費 無料
7 申込み方法 10月2日(月)~10月31日(火)(土・日・祝日を除く。)
        ※午前8時30分から午後5時15分までの間に電話でお申し込みください。
        ※個別相談を希望される方は申込みの際にお申し出ください。
8 申込み・問合せ 松本市社会福祉協議会 成年後見支援センターかけはし
          電話 0263-88-6699

投稿日:2023年10月4日 カテゴリ:かけはし

鎌田地区地域ケア会議ステップアップ講座

 鎌田地区で開催された地域ケア会議ステップアップ講座に参加してきました。
 この講座は、高齢社会を迎え、住み慣れた地域で暮らし続けるために、助け合える地域社会を目指して5回講座で学習するものです。
 今回は、「知っておきたい成年後見制度」について説明しました。成年後見制度は、判断能力が不十分な人を保護し支援するための制度ですが、誤解も多く、正しく理解されていない場合もあります。判断能力が不十分な人の生活を支えるためには、福祉や医療の支援者はもちろん、地域の方の見守りなどが重要になっていますが、その方々には法律上の権限がなく財産を扱ったり、代理で契約を結んだりすることができません。そのために、福祉、医療、地域の方による支援チームに法律上の権限を持つ成年後見人が参加することで、判断能力が不十分な人の生活が守られます。
 今回参加されたみなさんは、このような説明に熱心に聞き入っていました。
そして、単に制度を使えば良いということではないとの理解もいただけたようです。
今後、地域の方の見守りを行って行く中で、少しでもこの制度が役立てられれば良いと願っています。

投稿日:2023年9月27日 カテゴリ:かけはし