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第3回フォローアップ研修会を行いました。

 成年後見支援センターかけはしでは市民後見人養成事業を行っており、その一環として年に数回、市民後見人材バンク登録者に対しフォローアップ研修を実施しています。
 今年度3回目のフォローアップ研修会には、長野家庭裁判所松本支部 飯田 絵里 主任書記官を講師に迎え、「後見業務における家庭裁判所との関わり方」「家庭裁判所が期待する市民後見人像」と題してご講演いただきました。普段なかなか聞く機会の少ない、家庭裁判所の基本的役割や、事務報告書類の書き方等についてお話いただきました。また、市民後見人に期待する事柄についてもお話いただき、参加者の皆さんは頷きながら真剣に受講されていました。
 今後も市民後見人材バンク登録者フォローアップ研修として、今回のアンケート結果を踏まえながら、バンク登録者の皆さんが多くを学び得ることのできる研修を予定していきたいと思います。

投稿日:2022年12月23日 カテゴリ:かけはし

令和4年度 第2回松安筑成年後見ネットワーク協議会

 本年度2回目の松安筑成年後見ネットワーク協議会が、松本市役所で開催されました。
 今回は、2市5村(松本市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村)とかけはしから上半期の取組状況について報告しました。また、かけはしからは、平成27年度から取り組んでいる市民後見人養成事業の進捗状況についても説明しました。これは、国が示す「第2期成年後見制度利用促進基本計画(令和4年~令和8年)」において、優先的に取り組む事項として、担い手の確保・育成等の推進が掲げられているため、この機会に、かけはしで取り組んで来た状況について説明したものです。
 かけはしでは、市民後見人養成事業を積極的に進めてきており、今までに17名の市民後見人が誕生しています。被後見人等の死亡により、一旦は市民後見人としての活動が終了した方もおりますが、現在も8名の方が、市民後見人として活動を継続しています。
 様々な事情で、判断能力が不十分な方が、住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、多職種が関わってその人の生活を支えています。成年後見人もその多職種の中に組み込まれる1人です。一人の力は小さいけれど、チームになるととても大きな力を発出します。市民後見人は、身近な地域の支援者として、同じ目線で関われることが強みです。
 認知症患者が600万人の時代、成年後見制度が必要な人には必要な時に利用できるように、今後も、担い手育成に取り組んで行きたいと思います。
 今回の協議会では、委員からも積極的な発言があり、今、成年後見制度でも重要課題とされている意思決定支援についてもご指摘がありました。困りごとを抱えた当事者の目線で、そして当事者の意向が反映できるような支援の在り方が問われております。
 これからも、担い手として研修等を通じてスキルアップを図り、意思決定支援の在り方について研鑽を重ねて行きたいと思います。

投稿日:2022年11月28日 カテゴリ:かけはし

松本市西部包括エリア多職種連携研修会

 松本市西部地域包括支援センターが主催する多職種連携研修会に出席しました。
この研修会は、福祉サービス事業所だけでなく、医師、薬剤師、行政などが参加し、当事者を支える人が連携を深めるために開催されています。
 今回は、成年後見制度について説明してほしいとの依頼があり、成年後見制度と相談方法、成年後見人等の仕事についてオンラインで説明しました。
 成年後見制度は契約による介護サービスとは大きく異なり、裁判所に申し立て、後見人等の選任について審判を受けて利用する制度になります。そのため、制度が複雑で敷居が高いと感じる方も多いようです。
 まずは成年後見制度に興味を持っていただき、それぞれの支援者が「当事者の権利が守られているか」という視点に立つことで、問題の早期発見、適切な制度利用に繋がっていくと考えています。
 今後も様々な形で成年後見制度の周知啓発に努めてまいります。

投稿日:2022年11月28日 カテゴリ:かけはし

松本市北部包括エリア多職種連携研修会

松本市北部地域包括支援センターが主催する多職種連携研修会に参加しました。

今回は、医療、介護に関係する事業所の14名の方を対象に、成年後見人等の仕事の観点から成年後見制度について説明しました。

成年後見制度という制度は知っているが、具体的にはよくわからない。また、実際にどのような仕事をしているのかわからないという方が多いのではないかと思います。

オンラインによる開催だったため、参加した皆さんにご理解いただけたかどうかわかりませんが、どんな環境でも分かりやすく伝わる話し方や説明ができるように資料等も工夫していきたいと思っています。

今後も関係事業所と連携を図り、住み慣れた地域で生活を継続できるための一つのツールとしての成年後見制度について周知啓発を図っていきたいと考えています。

投稿日:2022年10月26日 カテゴリ:かけはし

安曇野市出張講演

成年後見支援センターかけはしでは出張講演・相談会として、専門職が市村に出向き、成年後見制度についての周知啓発を目的とし、制度に関する講演や相談会を行っています。
 
前回に引き続き、今回は安曇野市にて出張講演会を開催しました。
特定行政書士・社会福祉士である宮澤優一さんを講師に迎え、「支援者が知っておきたい成年後見制度の活用法」と題してご講演いただきました。
 
成年後見制度の概要をはじめ、後見人等の具体的な役割や、宮澤さんが実際に成年後見人として携わった事例について、詳細にお話いただきました。独居在宅高齢者の方のケースについては、宮澤さんが成年後見人として関わる前と後との写真を公開いただき、あまりの変貌に皆さん驚かれている様子でした。
当初は法定外研修を兼ね、70名前後の参加が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、行政関係者等、小規模での開催となりました。今回参加できなかった皆さん、関係事業所、一般市民の方向けに、後日安曇野市のHPよりYouTube配信にて講演会の様子が配信されるということなので、成年後見制度に関心のある方は是非チェックしてみてください。予定では8月23日からの配信とのことです。
 
今後も新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みながら、各市村で出張講演・相談会を行う予定です。

投稿日:2022年8月23日 カテゴリ:かけはし

大分市社協、由布市社協が視察に来所されました

 このたび、大分市社協と由布市社協の職員さんが、視察に訪れました。
成年後見制度利用促進法が施行され、各市町村に中核機関を設置することになり、その内容についての視察とのことでした。
 かけはしは、平成23年に設置し、法人後見の受任を主に行ってきており、中核機関の設置も2市5村(松本市、安曇野市、生坂村、筑北村、山形村、麻績村、朝日村)から令和3年に一部受託し取り組んできております。
 中核機関業務は多岐に渡りますが、各市町村の地域性等によって、どれを取ってもまったく同じものはありません。そのため、かけはしとしても、他市社協の取組みを伺う良い機会となりました。
 中核機関設置は、多くの社協が受託しておりますが、よりよい方向へ進むためにも、他社協間の情報交換が必要です。
 この機会は、かけはしにとってもよりよい情報交換になりました。
 今後も、アンテナを高くして、いろいろな事業を模索して行きたいと思います。

投稿日:2022年8月23日 カテゴリ:かけはし

芳川地区出前講座

 このほど、松本市芳川地区で出前講座を行いました。
 「成年後見あ・い・う・え・お」と題し、成年後見制度の基本的な内容について、地区の役員の方々を主として行ったものです。
 成年後見制度は、内容が複雑で、説明する側としても、どのように説明したら伝わりやすいのかと試行錯誤することが多いです。そのため、今回の出前講座では、制度を「あいうえお」に沿って、法律の話は最低限になるように心がけて行いました。
 参加者の皆さんは、とても熱心で、時折、資料にメモをするなどして聞いていました。
 今後もわかりやすい説明を行って行きたいと思います。

投稿日:2022年8月23日 カテゴリ:かけはし

朝日村出張講演

成年後見支援センターかけはしでは出張講演・相談会として、専門職が市村に出向き、成年後見制度についての周知啓発を目的とし、制度に関する講演や相談会を行っています。

 

このたび朝日村にて朝日村出張講演を行いました。

古川静男 司法書士を講師に迎え、「成年後見制度の利活用~高齢者の権利擁護~」と題してご講演いただきました。

 

実際の事例を交えながら、成年後見制度の現状や成年後見制度利用促進法の進捗状況、地域連携ネットワークの役割の重要性についてお話がありました。

講演後にはグループディスカッション、古川司法書士からのフィードバックの時間が設けられ、それぞれが現場で抱えている問題や、制度についての疑問・質問等が挙げられました。

今回の出張講演は、朝日村地域ケア推進会議の一環として行われたため、参加者の皆さんは医療・福祉関係者が多く、自分が抱えているケースを共有しながら、どんなときに制度が必要か、そこからどこに繋げるか、チームを構築することがいかに大事であるか等、熱心に受講されていました。

 

今後も各市村で出張講演・相談会を行う予定です。

投稿日:2022年7月26日 カテゴリ:かけはし

居宅介護支援事業所 合同勉強会

 社協北部居宅介護支援事業所と他法人の居宅介護支援事業所の3事業所で、合同の成年後見制度に関する勉強会が開催されましたので参加しました。約20名のケアマネジャーの皆さんと一緒にグループに分かれて、ケアマネジャーが実際に対応している事例を用いて検討を行い、その後、成年後見制度について説明しました。
 事例検討を通して、課題の整理の仕方や親族とのかかわり方等について意見を交換し、実際の現場では対応に苦慮することも多々ある中で、担当ケアマネジャーが一人で抱え込まず、関係者間で情報を共有する必要について再度確認しました。特に、成年後見制度の必要性があるような事例については、速やかに一次相談窓口である行政や包括支援センターに相談していきたいとの意見もありました。成年後見制度はわかりにくい制度であるため、ケアマネジャーからは、成年後見人等は何をどこまでしてくれる人なのかよくわからないとの意見もありました。
 制度について少しでも理解してもらうために、今後も関係者と連携し、成年後見制度についての周知啓発を行っていきたいと思います。

投稿日:2022年6月24日 カテゴリ:かけはし

令和4年度 第1回松安筑成年後見ネットワーク協議会

本年度1回目の松安筑成年後見ネットワーク協議会が、松本市役所で開催されました。

この協議会は、後見等開始の前後を問わず、「チーム」に対し法律・福祉の専門職団体や関係機関が必要な支援を行えるよう、各地域において、専門職団体や関係機関が連携体制を強化し、各専門職団体や各関係機関が自発的に協力する体制づくりを進める合議体です。

地域課題に対して、検討・調整・解決を図る場として期待されています。主に検討することは、チームへの適切なバックアップ体制を整備することや、困難ケースに対処するためのケース会議等を適切に開催する体制を整備すること、また多職種間での更なる連携強化を進めることになります。

今回は、昨年度の各自治体およびかけはしの取組状況の報告他、その状況を踏まえて、今年度、さらに重点的に取組む課題に対して計画が示されました。

また、虐待や複合困難世帯案件等に対する、スムーズな対応についても意見が出され、各専門機関の連携を深めることが約束されました。

次回は、11月に開催する予定です。

投稿日:2022年5月24日 カテゴリ:かけはし