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安曇野市南部・北部・中央包括勉強会

 成年後見支援センターかけはしでは、住民のみなさんや、自治体の職員、福祉専門職に対して、成年後見制度の勉強会等を開催しております。
 今回は、安曇野市南部地域包括支援センター、北部地域包括支援センター、中央地域包括支援センター、高齢者介護課職員のみなさんを対象に各センター等で勉強会、意見交換会を行いました。
 身近な福祉の相談窓口として、日々、多種多様な相談に対応している職員のみなさんは業務が多岐に渡るため、成年後見制度についての基本的な知識はあるものの、それをさらに深める機会を得ることは時間の制約もあり難しい面もあります。
 今回は、制度の基本からアセスメント方法、事例などを通じての勉強会を行いました。その後、それぞれの職員から、後見業務のあり方、複雑化している困りごとや今後増大する権利擁護ニーズについて、後見人のすみやかな交代に関する課題、チーム支援の在り方、市民後見人の活動状況及び課題、専門職における後見人の受け皿の状況などについて活発な意見交換ができました。その結果、新たな気づきや発見があり、とても有意義な時間となりました。
 今後も、依頼のある団体等に協力し、ともに権利擁護に関する知識を深めていきたいと思います。

投稿日:2024年2月26日 カテゴリ:かけはし

市民後見人情報交換会

 成年後見支援センターかけはしでは、市民後見人の養成に取り組んでいます。これまでに累計17名の方が家庭裁判所から市民後見人に選任され、現在も7名の方が活躍中です。当センターとしては、市民後見人が活動する中で、不安を抱えていないか、適切に財産が管理されているか等について確認するための定期報告や業務相談などを行い、後見業務が適切に行われるよう支援しています。
 今回は、研修の一環として、市民後見人の孤立防止及び不正防止の観点から、情報交換会を令和5年12月7日(木)に開催しました。
 日頃の活動の中で、他の市民後見人はどのような活動をしているのか、不安に思うことはあるのか、自分が抱えている課題に対してのヒントなど、同じ立場で活動する市民後見人だからこそ分かり合える時間となったようです。
 今後も、よりよい後見活動の糧となるような内容の研修を行っていきたいと思っています。

投稿日:2024年1月25日 カテゴリ:かけはし

成年後見人等のつどい

 11月12日(日) 、松本市松南地区公民館(なんなんひろば)にて「成年後見人等のつどい」を開催しました。講師には長年、成年後見制度の促進にご尽力いただいている 小松 和茂 司法書士をお迎えし、「成年後見制度と相続登記」と題してご講演をいただきました。
 講演では、2024年4月からの相続登記義務化に伴い、法改正に至った経緯や、相続登記を行わないとどうなるか。また、場合によっては相続登記を行う過程で成年後見制度の利用が必要となるケースがあると教えていただき、成年後見制度の概要や判断能力の有無、制度利用のメリットやデメリットなどについて、図を用いながら分かりやすくお話いただきました。
 参加者のみなさんからは「成年後見制度について、誰がなんのために利用する制度か理解できた」「気になっていた制度であったため、話が聞けて勉強になった」等、制度について学ぶ良い機会になったとの声を多くいただきました。
 今年度の参加者数は約70名と過去最多となり、医療や福祉に携わる職員の方々をはじめ、地域で生活される方々がいかに成年後見制度に関心を持っているか、窺い知ることができました。今後も成年後見制度の周知・啓発の場として「成年後見人等のつどい」を開催してきます。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

投稿日:2023年12月27日 カテゴリ:かけはし

安曇野市出張講演

 成年後見支援センターかけはしでは、成年後見制度の周知啓発を目的とした出張講演・相談会として、専門職がかけはし構成市村に出向き、制度に関する講演や相談会を行っています。

 このたび安曇野市にて出張講演会を開催しました。講師には特定行政書士・社会福祉士である宮澤優一さんを迎え、「認知症へのそなえ~支援者が知っておきたい成年後見制度の活用~」と題してご講演いただきました。
 講演会は主任介護支援専門員の法定外研修を兼ねて実施され、ケアマネージャーをはじめ、民生委員・児童委員、地域包括支援センター職員、行政職員等、60名程の大勢の方にご参加いただきました。また、認知症への備えとして、成年後見制度のお話に加え、家族信託や遺言書、エンディングノートについてもお話をいただき、実際に現場へ関わる支援者の方が多かったこともあり、皆さんとても熱心に話を聞かれていました。
 今後も引き続き、各市村にて出張講演・相談会を計画、開催してまいります。

投稿日:2023年11月22日 カテゴリ:かけはし

成 年 後 見 人 等 の つ ど い ~成年後見制度に関する講演会と相談会~

 親族の成年後見人、保佐人、補助人を受任している方、これから利用を検討している方、成年後見制度に関心のある方を対象に「成年後見人等のつどい」を開催します。
 認知症や精神障がい、知的障がいのある家族の方の財産管理や契約行為において成年後見制度の利用が必要になることがあります。
 「成年後見人等のつどい」では、実際に成年後見人を受任している司法書士の先生による講演と個別相談を行います。事前申込みのうえご参加をお願いいたします。
 
1 日 時 令和5年11月12日(日)午後1時30分~午後4時
2 会 場 松本市松南地区公民館(なんなんひろば)3階 大会議室
      (住所 松本市芳野4番1号)
3 内 容
      (1)講演「 成年後見制度と相続登記 」
         講師 小松 和茂 司法書士
      (2)個別相談 4組(先着順)1組15分程度
4 対 象 松本市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村に在住で
      (1)親族等の成年後見人、保佐人、補助人になっている方
      (2)成年後見制度の利用を検討している方
      (3)成年後見制度に関心のある方
5 定 員 80名(要事前申込み)
6 参加費 無料
7 申込み方法 10月2日(月)~10月31日(火)(土・日・祝日を除く。)
        ※午前8時30分から午後5時15分までの間に電話でお申し込みください。
        ※個別相談を希望される方は申込みの際にお申し出ください。
8 申込み・問合せ 松本市社会福祉協議会 成年後見支援センターかけはし
          電話 0263-88-6699

投稿日:2023年10月4日 カテゴリ:かけはし

鎌田地区地域ケア会議ステップアップ講座

 鎌田地区で開催された地域ケア会議ステップアップ講座に参加してきました。
 この講座は、高齢社会を迎え、住み慣れた地域で暮らし続けるために、助け合える地域社会を目指して5回講座で学習するものです。
 今回は、「知っておきたい成年後見制度」について説明しました。成年後見制度は、判断能力が不十分な人を保護し支援するための制度ですが、誤解も多く、正しく理解されていない場合もあります。判断能力が不十分な人の生活を支えるためには、福祉や医療の支援者はもちろん、地域の方の見守りなどが重要になっていますが、その方々には法律上の権限がなく財産を扱ったり、代理で契約を結んだりすることができません。そのために、福祉、医療、地域の方による支援チームに法律上の権限を持つ成年後見人が参加することで、判断能力が不十分な人の生活が守られます。
 今回参加されたみなさんは、このような説明に熱心に聞き入っていました。
そして、単に制度を使えば良いということではないとの理解もいただけたようです。
今後、地域の方の見守りを行って行く中で、少しでもこの制度が役立てられれば良いと願っています。

投稿日:2023年9月27日 カテゴリ:かけはし

フォローアップ研修について

 8月3日に市民後見人材バンク登録者を対象にフォローアップ研修を行いました。
今回は、かけはしが独自で作成している市民後見活動マニュアルの改訂に伴い、マニュアルの読み合わせと、死後事務についてグループワークを行いました。後見人は死後事務はできないこととなっていますが、親族の協力を得られない場合の行政の役割や後見人が対応する場合の条件等、法律やその理由について確認を行いました。
 グループワークでは、マニュアルの変更点についての質問や、実際に市民後見人として活動されている方の体験談、不安に思っていること等について意見交換を行いました。参加者からは、「後見業務は人それぞれのため、困ったことがあればかけはしに相談したい」「久しぶりのグループワークで、体験談が聞けて良かった」という感想をいただいています。
 法律や制度を遵守した後見活動を行うためには、法律や制度を熟知する必要があります。そのために、今後もフォローアップ研修を行っていく予定です。

投稿日:2023年8月29日 カテゴリ:かけはし

社協北部居宅介護支援事業所勉強会

 社協北部居宅介護支援事業所にて成年後見制度に関する勉強会が開催され、ケアマネージャーの方が実際に関わっているケースをベースに、成年後見人としての役割、できること・できないことについての説明を行いました。また、ケアマネージャーとしての視点、成年後見人としての視点からどのように支援・アセスメントしていくかをフリートーク形式で話し合い、多方面から支援方法について考えました。実際に関わっているケースで考えるからこそ、より身近に成年後見人の役割や制度についての理解を深めていただけたのではないかと思います。
 実際の現場では複合的な問題を抱えた困難ケースの対応に苦慮されることもあるなか、担当のケアマネージャーが一人で抱え込むのではなく、同僚をはじめ、他職種、専門職から助言を受けることの必要性、そして日頃から気軽に相談できるネットワークを構築しておくことの大切さについての意見もあがりました。
 今後も制度についての理解を深めていただけるよう、工夫をしながら周知啓発に努めてまいります。

投稿日:2023年8月29日 カテゴリ:かけはし

フォローアップ研修

 成年後見支援センターかけはしでは、市民後見人材バンク登録者の皆さんの資質向上、スキルアップを目的に研修会を年数回開催しています。
 7月6日には、実際に市民後見人を受任している方を対象に、改めて他人の財産を管理する後見人としての心がまえや不正防止についてのフォローアップ研修を行いました。
 講師には神戸法律事務所 神戸美佳弁護士をお迎えし、昨今の第三者後見人による不祥事の事例を踏まえ、『不正防止』について講演いただきました。
 研修では、成年後見人として高い倫理観を持つこと、常に法的な権限や根拠を認識して行うこと、判断に迷うことは一人で抱え込まずに関係機関に相談することが重要だということを学びました。
 判断能力が不十分な方を支援している私たちは、後見人として高い倫理観を持ち続けなければなりません。そのため、集合研修の他に、事前レポートや受講後のレポート課題もお願いしています。
 今後も実務に即したフォローアップ研修を行っていく予定です。

投稿日:2023年7月31日 カテゴリ:かけはし

法人後見業務監査

 このたび、令和4年度の法人後見業務に関する監査を実施しました。
 後見業務については、家庭裁判所が監督をする中で行っているので、年に1度、家庭裁判所に事務報告書を提出しています。今回の法人後見業務監査は、成年後見支援センターかけはしの独自事業として毎年行っているものです。
 当会の監事を務める税理士に依頼し、約90件について監査をしていただきました。
 例年、監査資料と出納帳、通帳を呈示し、案件ごとに担当職員が説明をし、税理士からの質問に答えるという形を取っており、1件1件に時間を割き丁寧に内容を確認していただきました。
 第三者の財産を管理するという後見業務は、全国的にも不正な取り扱いが発覚することが多いため、不正防止のためには、このような監査、職員の倫理観はもちろんですが、不正防止の仕組みづくりも重要な取り組みの一つです。当会としましては、監査を実施するだけでなく、業務マニュアルはもちろん、財産管理の手引き等を整備し、財産の取扱いについては、何重にもチェックできる体制を取っております。
 今後も、適切な後見業務を行い、安心して任せられる仕組みを継続していきたいと思います。

投稿日:2023年6月30日 カテゴリ:かけはし