フォローアップ研修
成年後見支援センターかけはしでは、市民後見人材バンク登録者の皆さんの資質向上、スキルアップを目的に研修会を年数回開催しています。
令和6年4月1日から高齢者虐待の防止に係る経過措置が終了し、全介護施設で「高齢者虐待防止の推進」が義務化されたことに伴い、11月26日には高齢者虐待防止法の理解についての研修を行いました。講師に安曇野市高齢者介護課 南澤 保徳氏をお迎えし、虐待についての基礎知識や事例を踏まえての講演をしていただきました。
研修では、高齢者虐待防止法や虐待の定義について話があり、すでに理解できている方も改めて復習することが出来たのではないかと感じました。また、数値から見る虐待の実態についての話では、虐待と判断されることは通報の半分以下ということや、8050問題と繋がること等について学ぶことが出来ました。現在の高齢者は他人へ迷惑をかけたくない、我慢することが当たり前と思う世代であり、本音を話すことは少ないとの話でした。私たちは後見人等として、訪問時等に被後見人等からの話に耳を傾け、いち早く虐待の芽に気づくことが出来る存在であると思います。話しやすい関係性を作っていくことも後見人等として大切な役割であると感じました。
今後も市民後見人バンク登録者の皆さんが、多くを学び得ることのできる研修を予定していきたいと思います。
投稿日:2025年1月14日 カテゴリ:かけはし