安曇野市出張講演・相談会
成年後見支援センターかけはしでは出張講演・相談会として、専門職が市村に出向き、成年後見制度の周知啓発を目的として、講演や相談会を行っています。
8月1日(木)、安曇野市にて出張講演・相談会を開催しました。講師には弁護士の山崎秀隆先生を迎え、「権利擁護としての成年後見制度・任意後見制度について」と題し、ご講演いただきました。
講演会は主任介護支援専門員の法定外研修を兼ねて実施され、ケアマネージャーをはじめ、民生委員、地域包括支援センター職員、行政職員、一般市民等、大勢の方にご参加いただきました。ニーズを抱えている利用者の方に対し、まず始めにその方の置かれている状態を見極めるのは、ケアマネージャーをはじめ、直接支援に携わる支援者の方々です。山崎弁護士からの“成年後見制度の相談や申立て等に関わったことがある人はどれくらいいるか”との問いかけには、あると回答された方が一定数いる一方、なかなか携わる機会がないと回答される方が大半を占めており、いざ制度の話となると経験がなく不安だと話される方もいらっしゃいました。
今回の講演会では制度利用に繋がった様々な事例をご紹介いただき、どのようなシチュエーションで成年後見制度の利用が考えられるか、という視点から学びを深めました。講演会の参加者は成年後見制度に携わる可能性が高い職種の方が多く、ジェノグラム(家族関係図)を書く等、手を動かしながらとても真剣に話を聞かれていました。
また、講演会後にはケアマネージャーから制度利用についての相談が寄せられ、出張相談として山崎弁護士に応じていただきました。
今後も、出張講演相談会の機会を活用し、少しでも多くの方に制度について知っていただけたらと思います。今年度も引き続き、各市村にて出張講演・相談会を計画、開催していく方針です。
投稿日:2024年9月19日 カテゴリ:かけはし