成年後見人等のつどいを行いました
3月7日(土)松本市総合社会福祉センターにて、成年後見人等のつどいを開催しました。
今回も法人後見支援員の研修も兼ねて行い、一般参加者12名を含め30名近い方々の参加をいただき、ありがとうございました。
一般参加者の中には、実際に成年後見制度の利用を検討している方もいらっしゃいました。
小松司法書士から、「知って安心、セーフティネットとしての成年後見制度」と題して分かりやすく説明していただき、その後、個別相談を行いました。
今後、後見制度の利用を考える中で不安に思うことや、制度利用の進め方についてなどの相談がありました。
講演のポイントとして……
①成年後見制度は判断能力に関する制度であって、運動機能とは別問題。
単に寝たきりや、文字が書けない等の場面では考慮の対象外。
②後見人が1人で全ての身上監護(事実行為)を行うのではなく、本人を取り巻く方々
と協力し合い、本人の情報を共有しながら後見業務を遂行すること。
⇒ネットワークをつくること。
③財産管理業務で最も留意するべきことは、本人の財布を完全に分けること。
⇒家族の情愛は認められるが甘えは認められない。
④後見制度は本人の権利を守る制度だが、その反面、本人の権利を抑える面もあるこ
とを理解する。
⑤1人で出来ることは限られています。
1人で抱え込まずに、問題解決のためのネットワークを構築することが後見等の本
質業務ではないか。
当センターでは、日々の後見活動のなかで困ったことや分からないこと、制度についてなど、相談を受け付けています。
お気軽にご相談ください。
毎週火曜日 午後1時~4時
弁護士・司法書士による、無料専門相談(要予約)
投稿日:2015年3月11日 カテゴリ:かけはし