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平成28年度人材育成講座⑩

<地域のボランティア活動と守秘義務>~「個人情報」の適切な取り扱いのために~
 弁護士中島知文氏を講師にまねいて、第10回人材育成講座が1月17日(火)に開催されました。
 ボランティア活動において、事例をあげ、出席者全員で考え意見を出しあいました。
 事例1「福祉自動車利用会員からの苦情」は生活のすべてが個人情報にあたるのか、利用者への気配り、配慮の形成が大切です。
 事例2「家事援助の利用会員宅でのできごと」では、病歴の情報をストレートに高血圧があるので薄味の方がと伝えるのではなく、言葉の工夫をし、違う観点から話すことも大切です。
 事例3「協力会員からの疑問」では、情報に関して本人の同意はもらっているが、息子さんの事に関しては同意は得ていない。人に知られたくない情報もあり、その気持ちを組んであげる事が大切です。
 プライバシーの権利は「人に知られたくない事」→自分に関する情報をコントロールする権利があり、守秘義務となり、しいては個人情報保護法につながります。
 個人情報保護はデリケートに行い、倫理的、気配り、配慮が必要となります。ボランティアの現場の工夫が重要となってきます。具体的に解りやすく説明、解説して下さいました。
 これらのボランティア活動に大変参考になったと受講生の皆さんから感想も頂きました。有意義な勉強となりました。

投稿日:2017年1月25日 カテゴリ:四賀地区センター,研修会