12月3日 松本市介護保険事業者連絡協議会三部会合同研修会に大勢参加しました。
今回のテーマは「認知症」、講師は特別養護老人ホーム千寿園の
横山ちはる先生でした。
演習:先生よりこんな問いがありました。
⇒「もしも自分が認知症だったら・・・」
問1 暗い部屋で、時間も分からない、周りも知らない、出入り口も
分からない、でも・・・おしっこがしたくなってしまった。どうしよう・・・
↓
~参加者の反応~
大きな声で叫ぶ、うろうろと出口を探 す、わけが分からなくなる、
その場でしてしまう、気持ちが悪いので脱いでしまう、濡れた物を
隠してしまう、パンツを隠してズボンだけはく、自分ではないと人の
せいにする、 などなど。
問2 今度はうんちがしたくなってしまった。どうしよう・・・
↓
~参加者の声~
漏らしてしまう、部屋の隅でしてしまう、布で拭く、気持ちが悪い
のでしてしまう、脱いでしまって何もはかない、などなど。
⇒「今の記憶が無く若い時の記憶が鮮明に
残っていたら・・・」
問3 40年前のトイレって、どんなトイレだったかな・・・
↓
~参加者の声~
和式、汲み取り式、外にあった、縁側の端の方にあった、水洗では
なかった、ちり紙だった、新聞紙で拭いていた、などなど。
先生より
今のトイレってきれいで臭いもしない。また、水が流れる。トイレと分か
らないかもしれませんね。相手の立場に立ってみると、問題行動とされ
ていることが、意味のある行動であったり、困っていて何とかしなくては
という思いからの行動かもしれませんね。
私達は、福祉の専門家として日々認知症の方と接しています。
この問いに対して「ハッ」と気づかされました。もしかしたら、認知症の
方って、こんな気持ちだったのか・・・。こんなふうに、困っていたのかも
しれないと・・・。
今頃ながら反省と発見がありました。
・・・学ぶって大事だなぁ~f(^0^;)。
投稿日:2012年12月6日 カテゴリ:在宅福祉課