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成年後見人等のつどいを行いました

 9月7日(土)松本市松南地区公民館にて、成年後見人等のつどいを開催しました。
 法人後見支援員と市民後見人養成講座受講生、一般参加者を含め約40名の方に参加していただきました。
 

 つどいでは、成年後見支援センター運営委員会の委員長でもある、古川静男司法書士から「成年後見制度の活用」という内容でお話しいただきました。
 
 まず成年後見制度の概況についてお話していただきました。
 後見人を必要としている数として…
 ・認知症高齢者は  2012年に462万人(65歳以上の7人に1人)
           2025年には700万人(65歳以上の5人に1人)
 ・知的障害者は   74万人
 ・精神障害者は  320万人         
  だそうですが、行政や地域の取り組みによって申立て状況や対応が異なっているそうです。
 

 その後、成年後見人の仕事と責任について話していただきました。
 家庭裁判所は、申立人から推薦された候補者にとらわれず、いろいろな事情を考慮して成年後見人を選任します。
 家族といえども、本人に対して半ば公的な役割を担う責任があります。
 後見人として職務を遂行するにあたっては、法律を定めるところを守り、誠実に本人のために職務を果たしていくことになります。
 本人の財産管理について不正な行為があった場合には、「業務上横領」として、刑事罰を受けることがあります。
 これから親族後見等の制度利用を考えている方や、現在後見人になっているが今後の対応について心配事がある方もおり、参考になった方も多かったようです。

 たくさんの方に参加いただきありがとうございました。
 

投稿日:2019年9月12日 カテゴリ:かけはし