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市民後見人材バンク登録者 第1回フォローアップ研修

 今年度もバンク登録をした方を対象にフォローアップ研修を行っています。
 

 第1回目は、事務局からの報告事項やマニュアルの説明、バンク登録者同士の情報交換を行いました。
 現在のバンク登録者は16人で、そのうち単独で受任している人が1人と法人との複数後見で受任している人が2人、複数後見受任に向け後見人候補者として活動している人が1人です。
 実際に受任している3人から、業務の内容や被後見人との関わり方、施設側との関わり等について話をしました。
 被後見人と関わる中で不安になることや心配事もあるようですが、少しずつでも関係が築けたときは安心したようです。
 被後見人の好きなことを話題にして、そのことをきっかけに心を開いてもらったそうです。
 ただ、そんな中でも被後見人との距離感が難しいこともあるようです。
 被後見人のためであっても、後見人ができることとできないこと、やって良いこととやってはいけないことがあります。
 本人のためにと思ってやったことが大きな事故等に繋がることもあります。
 どこまで寄り添うか……難しいところではありますが、一線は越えてはいけません。
 感情が入りすぎてしまうと正確な判断ができなくなり、冷静に相手を見れなくなってしまいます。
 

これからマッチングをしていくバンク登録者から、担当する前と担当した後の体調の変化等、市民後見人側が変わったことはあるのかという質問がありました。
最初のうちは前日に寝るときは緊張していたようですが、回数を重ねるうちに慣れてきたようです。
ただ、市民後見人となるとかけはしに報告書等を出すことになりますが、そういった事務処理等で苦労をしている人もいました。
 

これから、実務実習やフォローアップ研修を重ねて、一人でも多くの市民後見人が誕生することを心待ちにしています。
 

投稿日:2017年6月12日 カテゴリ:かけはし