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社協安原地区支会「避難所に於ける高齢者への生活支援講座」で助け合いの意識高まる

 社協安原地区支会では、1月13日(火)に安原地区公民館において、「避難所に於ける高齢者への生活支援講座」を開催いたしました。
 福祉講座では、日本赤十字社長野県支部奥原指導員から、災害においては高齢者の被災が多く、危険を回避する行動がとれなかったり、避難が遅れたりすることが多く、安全に避難するためには、家族はもとより地域の人々の支援が不可欠です。
 また、一般的に高齢者は環境の変化への適応が不十分であり、避難所生活により体調が悪化したり、生活不活発病が生じやすいことが知られており、避難所に誘導するだけにとどまらず、避難所等での生活を適切に支援することが大切になってきます。
 災害を経験すると誰でも動揺しますが、特に高齢者は突然の災害でこれまでに築いた全てを失うショックに直面し、特にこころが傷ついてしまうことがあります。その上、環境の変化も大きな影響を及ぼします。
 高齢者の中には一人暮らしの人も多く、常日頃から交流が少ないため情報が不足して孤立しがちです。情報不足からくる不安は高齢者に大きなストレスを与えます。
 高齢者を一人にすることなく、地域と絶え間ない接触の機会を持てるよう工夫することが大切です。常日頃から地域全体がお互いに顔の見える関係を築いておくことが必要なことを学びました。
 先生の話は、20年前に発生した阪神淡路大震災や3年10ケ月前の東日本大震災における看護師としての経験に裏付けられた内容で、体験から来る軽妙な話術と実技に、参加者は感心し身のある研修となりました。
 

投稿日:2015年1月14日 カテゴリ:地区社協事業